はじめに:「経営基本方針」に立ち返る
パナソニックグループの皆さん。皆さんはパナソニックにおける経営の考え方をどのようにご理解されているでしょうか。「経営理念といえば綱領・信条・七精神ですよね」「社会への貢献が事業の目的と考えるのですよね」、そのような理解に留まってはいないでしょうか。
私はCEOに就任以来、いや、それ以前の事業責任者として様々な課題事業を担当してきた経験からも、パナソニックがかつての強さを失い、成長できず、事業によっては非常に厳しい状況に陥っていることは、経営の基本の考え方、すなわち「経営基本方針」を社員の一人ひとりが正しく深く理解しきれていないことに起因していると考え、強い危機感を抱いてきました。
一人ひとりの能力・スキルを最大限引き出し発揮してもらい、その一人ひとりがあるべき理想の姿を考え抜き、お互いに言うべきことを言い、異なる意見を積み重ねて迅速に質の高い意思決定をし、弛みなく改善を重ねることで、誰にも負けないお客様や社会へのお役立ちを果たす。そして常に現在の状況を素直に見極め、現在の方向性が社会の状況に合わない、あるいはより良い方策があるならば、躊躇せず少しでも早く新たなより良い道を選ぶ。パナソニックが強かった時代は、そういう職場で満ち溢れていたはずですし、それがパナソニックの強さであったと思うのです。
パナソニックグループにおいては社員の皆さん、一人ひとりが経営者と考えます。今回、パナソニックが再び輝きを取り戻すために、一人ひとりが経営者として堅持いただくべき考え方を、知見を持つ多くの方に集まってもらって改めて読み物にしました。パナソニックグループの一人ひとりに何度も熟読していただき、それぞれに仕事を通じて上司・部下・同僚・お客様やお取引先様と一緒に「物心一如」、物も心も豊かな理想の社会を築いてゆくための基本方針を日々実践していただきたいと思います。
2021年10月1日
グループCEO
※理解と実践のコンテンツを活用される中で、「特にこれは読むべき」「この部分に影響を受けた」などのコメントもお待ちしております。
